法科大学院適性試験が終わったその後は…
- 2017.06.19
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2017年度の法科大学院全国統一適性試験が5月18日に第2回目まで終わりましたね。
今年は、立教大学と青山学院大学の法科大学院募集停止のニュースもあり、正直な話受験していた人もなんとも言えない気持ちになっていたのではないでしょうか。
(流石に適性試験前にそんなこと言ったらやる気なくなるので黙ってましたが)
ただ、まだ上位ローは残っていますし法科大学院という道も悪くないと思います!
とりあえず、受験した方は、お疲れ様でした…
と、言いたいところですが、適性は「四天王の中でも最弱」と言いますか、適性試験は足切りに使われるのでそこまで重要ではありません!
(あ、平均点は必要ですよ少なくとも)
問題は、この後なのです!!
足切りで、そこまで適性試験が必要ではないとは言いましたが平均点は最低ラインで欲しいのと…
できれば、受験する大学院の平均点があるのが望ましい(と言われている)ので、受験の時の解答を自己採点してみましょう。
解答については日弁連HPー法科大学院適性試験 に掲載されています。
上位ローになると、190点前後が平均点だったりします。
ただ、特に未修に関しては適性試験の点数はそこまで関係ないんじゃないかという話ではあるので、足りないといっても、受験しても無駄にならないと思います。(合格者の適性試験の最低点が、足切りの全体平均点だったりする場合もありますし)
とりあえず、自己採点をしつつ受験する大学院を考えましょう。
受験する大学院を考えているうちに、試験の運営団体から
「成績証明カード」と「成績証明書」が届きます。
ちなみに、適性試験は問題によって難易度が違っている場合があるので、2回の試験がそれぞれ均等化された点数になります。
ので、大体は自己採点の大まかにつけた点数の通りになりますが若干違ったりします。
そこで、2回の内よかった方の点数を受験する大学院の受験票に貼り提出することになります。
各大学院の受験の申し込みについては、すでに情報が出ているところもありますが、これから出てくると思うので、HPなどをチェックです。
なお、東京の大学院だと6月〜7月にかけて入試説明会が開催されているようなので、受けようかと考えているところの説明会にはぜひ行きましょう!
(ちなみに、自分は地方民なので事前の説明会などにはいってません)
また、8月に夏入試があるので、その準備をしなければいけません。
というか、こちらが本番です!
※ちなみに、大学卒業年度の学生さんはこの時期は就活が忙しかったり、内定が結構揃ってくるところなので、正直気が緩んで大学院もういいかな…となったりすると思います。
その時には、一度、自分自身どうして行きたいのかじっくり考えてみましょう。
なんで、自分は法科大学院に行きたいのか、就活でもいいんじゃないか。
と、悩みだしたらキリがないですが、ここで諦めて後悔ってのもあれですし、就職にしとけばよかったんじゃないかという後悔もあれですし。
ただ、内定先によっては、受験のこと言ったら普通に待ってくれるところもあるので、大学院受験やると決めたら最後まで頑張ってみましょう。
8月には多くの法科大学院でそれぞれの入学試験があります。
それぞれの受験内容は違うので、チェックが必要です。
未修については、大体の大学院は小論文の形式なので、その対策をしていかなきゃになります。
小論文については、法律の知識は問われないことが多いです。
既習については、それこそ大学院ごとに受験科目が設定されていて行きたい大学院に合わせて論述の対策が必要になります。
最終的に未修で入るとしてもこの対策をしていた人は講義などでも有利なので自分も未修しか受けなかったけれどやっとけばよかったなと思います。
なので、法学部でこれから受験する人は、余裕があれば既習でも受けたり、受けなくても練習だけしとくっていうのもありだと思います。
どちらにせよ、これが入学に大事なので頑張りましょう!!
また、夏はダメだったとしても冬にも受験ができるところも多いのでそちらも受けるかどうかとかも含めて考えてみましょう。
ちなみに、自分は未修一本で小論文が必要だったので下の本を使用してました。
法科大学院小論文 発想と展開の技術 [ 吉岡友治 ]
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