有斐閣「判例の読み方」の感想

こんにちは桜月です!
法科大学院に入ってから基本書(授業で使うテキスト他)を何冊も読みまくるというのが日課になってきました。
まぁ、それが仕事というか必要なことではあるので、どう楽しくやっていこうかというのが、これからの課題?かなって感じです。
そんな中で、基本書何使ってるの?必要なの?っていうのが法科大学院を目指してる人は知りたいかもしれないので、それは今度自分なりのものを出すとして…
今日は、そんな勉強の合間に読んだ本を紹介していきたいと思います。
書評などをしているサイトなんかもあって自分もそうできたらいいのですが、残念ながらそんなスキルもないため、超絶個人的な感想です!
お時間ある方は本ブログにおける書籍紹介について見てから読んでいただけると幸いです。
今回読んだ本は、法律関係の本といったらここ
有斐閣さんから最近発行された「判例の読み方 [ 青木 人志 ]」です。
え?法律の本て難しいからそんなの紹介するなよって?
いや、それがこの本すごくわかりやすくて法学部に入ってない人でも楽しめる本なんですよ。
内容としては、有斐閣の社章の中にいたライオンの「シッシー」と、ワシの「ワッシー」がエンブレムの中から出てきて、「アキオ」先生に民事判決と刑事判決の読み方を教えてくれるというシンプルな内容で、早い人だったら1時間もかからず読み終わる本です。
と、上のようにいってしまうとなんともないような気がしますが
……「えっ有斐閣がそんな突拍子もないことやっていいの??!!」
と、思ってしまうわけです。
有斐閣は一般の人には馴染みがあまりないと思います。しかし、法学部に入ったりとか一回でも法律に関わると有斐閣という名前を見ない日はないレベルなんです。
「法律出版界における有斐閣は、放送界におけるNHKみたいなものだ。」と本書のあとがきで書かれていますが、まさにその通りでこの企画よく通したな。というのが第一印象です。
本の内容って言っても紹介のところで書いてしまっていますが
シッシー・ワッシーの誕生秘話から始まり
前提として判例の紹介があって、その後、民事判例の読み方・刑事判例の読み方と続いていきます。
話の進め方としては、シッシー・ワッシー・アオキ先生が会話形式で話が進みます。その中で、シッシー・ワッシーが学修を進み学んだことを使って具体的な判例を読み解いて行くという流れです。
時たま、アオキ先生が古いネタを発言してシッシー・ワッシーが調べたりしているのですが、これは話のネタという意味の他に検索するというのが判例学習では結構大事になるので、これを知らない間に教えてくれているんじゃないかなと、自分なりに解釈しています。
また、シッシーが天然な感じで質問をしたりするのですが、これが結構初学の時につまづく(自分もつまづいたし今でもつまづきかける)ようなところを質問してくれているので、講義では先生には聞けないようなことを代弁してくれてる!とそんな風に感じられます。
と、結構すぐに読み終わる本ではありますが、内容が深くとりあえずもう一回読んでみようという風に感じます。
判例を勉強して行く上で基本的なことを意識するというはとても大切で必要なことだと最近感じているので、こんな本に出会えてよかったです。
(というか、学部の時代に出会いたい本だよまじで。そして、高校生で法律に興味あるんだけどっていう風な人でも全然読める本なのでぜひ興味があったら読んでみてくださいね!)
判例の読み方 [ 青木 人志 ]
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