「民法はおもしろい」講談社現代新書 池田真朗  感想 

「民法はおもしろい」講談社現代新書 池田真朗  感想 

桜月です。6月に入り天気や気温の変化が激しいし、入学してからの疲れが徐々に溜まってきてますね…

ただ、やっぱり本を読むのは楽しいです!勉強のために基本書と呼ばれるものとかを読むことばっかりやっていますが、新書などを読むのはリフレッシュになります。

そして、今回は本の紹介なので…本ブログの書籍紹介についてを読んでからみていただけると幸いです。

民法はおもしろい

 

今回紹介するのは民法はおもしろい [ 池田真朗 ]( 講談社現代新書 2012)です。

 

 

この本は大学2年か3年の時に購入し、一度読んではいたのですがもう一度読んでみました!

やっぱり新書はいいですね。通読でも1日とか2日で読み切れるっていうので、すごくいいリフレッシュ方法です。

普段の基本書とか、うん通読しようとしたらそんなにすぐ読みきれないし理解できないしだから、通読とかあまりできないんですよね…

 

本の内容

 

本書は、

「一般市民の目線に立って、民法という法律の輪郭をとらえ、それを歴史と市民文化の発展のプロセスのなかで理解しながらも、その面白さを発見し、さらに現代の日本民法の持つ問題を共に考えようとすルものである。」

本書5頁 はしがきより

この言葉のように、民法の社会での重要性や歴史を説明しつつも、現実で実際にどう使われているのかということを、主眼においています。

また、法律の本で厄介なもの「専門用語」もなるべく頻出せず、登場するとしても太字にしてくれていたり、意味なども簡単にくっつけてくれているので、法律を勉強したことがない人であっても読み進めることができます。

法学部などで勉強をしたことがある人であれば、専門用語はあらかた大丈夫と思うので、より深く本書を読むことができると思うので、より多くの「市民目線」で理解できる本になっていると思います。

いわゆる「○○法入門」とは角度の違った入門書かつ応用も入っているというなかなか稀有な本ですよ。

所有権の移転を、電車の網棚の話からするのはびっくりです。大体の基本書だと不動産か車の話で学生からしたら…どうなってるんだろう。というのが通常の法律の本です。

電車の網棚といったら大体の人は知っているけれど、考えることはほとんどないですよ!

それで、うんうん、わかりやすい…と思っていたら、中小企業の売掛金を担保に…

んんん?!!民法の本だよね!いや、民法の話なんだけどそんな話見たことないよ!

という、なかなかいい本なのです()

そしてこの前記事にもした、民法改正。これについても話が入っていて、あの改正こんなこともあったのか…
確かに、市民も参加していかなきゃだよな…と色々考えます。

 

 

桜月のオススメポイント

 

市民の中で特に高校生や大学生に民法+αの勉強を教えるべきであるということ
未成年は確かに法律で守られてはいるけれど、実際どうやって守るのかということはなかなかわからないものです。
そして、大学生になったらその保護もなくなることになり、自分のことは自分で守っていく必要があります。
それなのに、民法を知らないっていうのは、ルールや戦法を教えずにボクシングのリングにあげるようなものです。
この教育の大切さはなかなか見ないですが、法教育に興味があるので自分はこの考えに賛成です。刑法や憲法の話はみんな好きかもしれませんが、民法を教える必要性は特にあると考えています。
桜月も、それをどのようにしていくかは、大学院にいる間やその後も考えて行きたいと考えています。

法律は専門家だけでなく市民も一緒に作っていくものだというところ
この本でいうと、第4章が「市民が作る家族法」という箇所があるので特に家族法がなんですが、法律っていうのは現実の問題をいかにして解決していくのかを決めるものなんです。
なので、市民が関わっている問題がありそれを解決するのであれば、市民も参加した方がいい、いやして行かなきゃダメじゃないかなと考えます。
その中で、4章では今ある問題(2012年時点なので、今はもう少し問題が増えたりしているけれど)を考えるきっかけとなるものがいくつも挙げられています。
その具体的内容は他の本を読んでいくことになりますが、そのきっかけとなる情報っていうのは、なかなか得られないものです。
とりあえずの問題は書いてあり、そして、これからはニュースなどから問題を探す。そんなことを教えてくれているのではないかと感じます。