え?民法改正すんの?司法試験どうなんの?

え?民法改正すんの?司法試験どうなんの?

 

大きなニュースにもなって、一般の人でも知ってるよという人が多いかもですね。

民法(債権)改正案が5月26日に参議院も通過し成立しました!

と、社会の一般ルールである民法が改正するっていうのはとても大きなことなのですが…

法科大学院に通う学生が一番気になるのは…

自分達が司法試験受ける時の法文はどっちなの?!!ということです。

 

 

 民法改正案

 

まず、改正案については、法務省 民法の一部を改正する法律案
にて、条文や現行法との対照表を見ることができます。

この改正については、平成21年から法制審議会が開かれるなど結構前から話し合いがなされていたのです。
学者が提案したのがもう少し前なので10年近くかかってようやく…という感じです。

そして、法律が実際に使われる(施行)のは3年間の周知期間を経て、2020年の予定。

 

債権法は民法制定時(120年ぐらい前)からその形をほとんど変えていなかったのです。まぁ、口語訳化とかはあったけれど基本形はって話です。

そして、その間社会が変化したりしていて、その条文のままでは難しかったり、解釈などで少しずつ実情に合わせていたりしたわけです。

ただ、解釈で合わせることができるとしても、それは学者や専門家しかわからないとうことになってしまうと、ルールとして一般の人が参照することができなくなってしまうのです。

そこで、一般の人が目にする民法の条文自体を実情に合わせたものにするというのが重要になるわけで。

条文が変わると言っても実は解釈上条文のようになったりしているのです。

ただ、やはり民法が変わるのは私たち社会で暮らす人間が関係する法律が変わるというのは、しっかりと確認しないといけないですね。

特に、債権のところはお金の貸し借りなんかが絡むので関係する人が多いわけですし。

ただし、一つ重要なことではありますが民法っていうのは一般的なルールを決めているので、当事者間の特約などで決めたことは、よほどのことがない限りは優先されます。(特約は大事)

あ、民法が大事じゃないってことじゃないです。
何も特約とかがなかった時に自分を守るのは民法ですからね。
物を売り買いして何か問題があった時にも民法の出番だったりしますから!!

 

 

 ロー生における民法改正

 

一応民法改正案は通ったわけで2020年ごろに施行されるわけです。

でも、今現在は現行民法で講義や勉強をしているのです。とすると…

勉強している法文と新民法が少し違ってしますのです。

そうすると、当然にロー生が誰もが目指す司法試験の試験において民法が現行民法で行くのか新民法で行くのかというのはもう、死活問題というかとても重要な問題となるわけです。

ここで、法務省平成29年司法試験に関するQ&Aを見てみましょう。

「司法試験が実施される日に施行されている法令に基づく」

おっと、とりあえずは現行民法なわけですね。

ただ…あれ?桜月達がこのままちゃんと進級し、卒業するのは2020年…

これは、なんともギリギリ。いや、下手したらアウト(新民法)にかかる可能性がある??!!

いやぁ、もうなんというか、大変なことになってまいりました。

講義で一応民法改正案を一部確認したりということはしておりますが、勉強では現行民法を使っているわけで。

こりゃ、民法改正案も同時に見ながらやる必要がありますね。

で、桜月よりも下の子達は新民法でやっていけばいいのでは、と思います。

法律改正は実務・一般に関係してきますが、ロー生はビクビクします。

さぁて、それを含めて勉強しなければ。(そういえば刑法が変わるかもとか民法の総則部分の改正案も出てるけど、それもチェックしないと)